「現代の奴隷貿易」のビジネス規模

http://www.economist.com/daily/news/displaystory.cfm?story_id=11561082&fsrc=nwl

・現代の「奴隷貿易」にはあまり関心が払われていない。
・米国務省が毎年発行しているレポートによれば…
・毎年80万人が国境を越えて人身売買されている
・さらに、数百万人が国内で人身売買されている
ILO(国際労働機関)の推計によれば、人身売買の結果として、現在すくなくとも250万人が強制的な労働を課されている(性的搾取を含む)

・現在の奴隷貿易の「ビジネス」規模は、およそ320億ドル(3.5兆円規模!)
・人身売買業は高リターン・低リスクなお仕事。人身売買を営んでいる者たちを摘発する法制度が整備されていない国々から、安価で買い叩いた人々を連れてこれば良いのだ。

・女性がもっとも被害を受けている。国際的な人身売買取引の犠牲者の80%は女性であり、何らかの形の性的労働を強制されている。
・もちろん、人身売買ビジネスに関わっている女性だっている。ヨーロッパや中央アジア・南アジアでは、女性がしばしば(彼女もまた人身売買の犠牲者である)他の女性によってリクルートされるのだ。

・米国務省が発行したリポートは、人身売買に対する各国の姿勢をランク付けしているが、アメリカは分析対象外でランキングから免除されていたというオチがついている。

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