ほっとけ

 私生活垂れ流しなブログを「中身がない」「ネット上にノイズが増える」と批判し、「日本人が書くブログの記事数は世界一だけど、内容が伴っておらず、ただの日記になってしまっている。わたしたちはブログ文化をきちんと育てていかねばならない」みたいなことを大まじめに主張している奴を見かけたんだけれども、バカじゃねーの。ほっとけよ。熱く「ブログ論」を語る輩に、まずロクな奴はいないと断言できる。

 「今日はパスタのランチでした♪」みたいなブログでも全く問題はないわけで。というか、むしろそういうブログは個人的に大好きなわけで。中途半端に専門的で論理を振り回したブログよりも、とことん私生活的なブログの方がよっぽど面白い。これは間違いない。スイーツ(笑)上等大歓迎。

 これは本に関してもいえる。生半可に統計や理論を振り回して社会学ぶった体験記(ジャーナリズム本)よりも、とことん具体的で些細なことを生々しく記述してくれる体験記の方が、1000倍素敵だと思う。垂れ流しを、全力で肯定したい。お気に入りの垂れ流しに出逢えるチャンスが担保されることが、いわゆる「ロングテール」の最大のメリットじゃないの?

 たとえば、こういうブログ、大好きだなぁ、ほんと。あえてh抜き。
ttp://penelope.exblog.jp/