dankogaiさんの速読


 本当にこれくらいの速度で本を読める人はいるんだ、ということで。自分も昔「フォトリーディング」の技術を身につけようと練習していた時期があったなぁ。興味があるのは、本の中身(難易度)によって速読スピードがどう変化するか、ということ。多少スピードが落ちる程度で済むのだろうか。たとえば、フーコー『監獄の誕生』を3時間で読めてしまうのだろうか。だとしたら、驚嘆する。

 もう少し書けば、速読ってのはフォトリーディング(写真を眺めるように本を読む技術)に象徴されるように、本来、一字一句を順に追う逐次型処理ではなく、全体をバッと把握する並列型処理であるはずだ。だとしたら、文章のややこしさは速度にあまり影響を与えないのでは?とふと思ってしまった、というお話。