Obama en Stevie Wonder / オバマ=Mac説

 スティービー・ワンダーと一緒に小浜さん。黒人アーティストからの支持はほんと厚いっすなぁ。でも、一概に<黒人=オバマ支持>とはいえないみたい。ここらへんは、米国に住んでいないとわからないそうな。踏み上げさんのところよりいくつか気になった記述をメモ。

 オバマ候補は100%黒人ではなく、50%白人、50%黒人です。ですから大部分のアメリカ人は彼の事を「初の黒人大統領の登場だ!」という風にセンセーショナルに捉えていないと思います。彼のマナーは極めて非黒人的で、そういう意味ではヒラリーなんかよりずっとスマート(洗練された)なイメージです。そういう点から逆にオバマを嫌いな黒人もいます。

 現実問題として、アメリカには混血した人間というのは沢山住んでいます。例えばアイリッシュとイタリアンの混血とかね。(うちの息子達だって混血ですし。)むしろ、血統的に全然まじりっ気の無い、サラブレッドのような人の方が白人にせよ黒人にせよ少数派ではないかしら?。その意味ではアメリカ人はオバマを見て、「自分と一緒で、アイツも混じっているヤツだな」くらいにしか思っていません。

 各候補の支持層を見てみるとヒラリーは低所得者層と高齢の女性から圧倒的な支持を得ています。オバマは教養のある層から圧倒的な支持を得ています。ヒラリーは昔から公民権運動とかやっていて有色人種の機会均等などにも積極的に働きかけてきました。ですから旦那のビルだけじゃなく、ヒラリー自身の黒人からの信頼、クレディビリティーも絶大です。さらにヒラリーは黒人のコミュニティーの権益を擁護するために様々な便宜を計り、「面倒をみて」きました。

 NYタイムズは「オバマはMac的でヒラリーはPC的だ」と感じる有権者が多いと書いています。これは恐らくアメリカ人の多くが感じていることでは無いでしょうか?。つまりMacの方がトレンディーでスムーズなイメージですけど、PCの方がユーザー数は多いし実務的ということ。