性戦略

http://science3.2ch.net/test/read.cgi/life/1110249070/

154 :名無しゲノムのクローンさん :05/03/19 07:35:17
>>147
生物は、できるだけ多くの子孫(自分の遺伝子)を残そうという方向性がありますが

子供の産み出し方には、

r戦略:小さくてもいいから多数の子孫を生み出し、そのうち1対(2匹)生き残れば、種族は維持できる
     <下手な鉄砲も数ウチャあたる方式>

K戦略:少数の子を産み親による保護によって、子の生存率を高める
     (保護とは、実際に親が保護する場合や最初から大きく生み出して競争力を高める場合などいろいろある。)

の2方向があり、哺乳類の「胎生」などは、K戦略の典型だが、そのなかでも産子数や保護の期間など、rとK、
2方向の揺れがある。

マンボウの産卵数はr戦略の典型ですね。

また、生み出された子の得られる餌の豊富さが、産卵数に影響を与えるとも言われます。

生み出された子の得られる餌が少ないと、産卵(子)数は少なく保護が発達する。
    →サケは淡水で産卵しますが、淡水域では天敵は少ないものの稚魚の餌が少ないので、イクラは大きく
      数は少ない。

生み出された子の得られる餌は多いと、産卵(子)数は多くなる。
    →マンボウ  海水域は餌は豊富だが、天敵が非常に多い。保護に大きなコストがかかる。