<当事者>について

http://book.asahi.com/review/TKY200503120443.html

いったい<当事者>とは誰なのかと思う。不登校の子を抱えた家族や、教師、他の関係者も、それぞれが当事者として生きている。そして、不登校に向き合い、「理解」しようとあがき、その子をいとおしむ。それがかえって、その子を追いつめたり、居場所を奪ったりもする。こうした理解の不可能性をわかった上で、では、どうすれば互いによりよく生きる術(すべ)を見つけられるのか。

苅谷剛彦が奥村隆著『他者といる技法』をまんま焼き直してコメントしているのが気にはなるが、でもまぁそうだよね。